Y子帖

ただの記録(140字超え)

泣く子はいねぇが

2020.11.23(Mon)
泣く子はいねぇが@新宿ピカデリー


私の家(実家)にもなまはげがくる(特定しないで〜)



どうやら今年は見る事が叶わないらしい


両親は気をつけながら帰ってくれば、と言ってくれていたが

感染者数は増えたし
母の職場は介護施設で、状況が悪化したため「お願い」をされてしまったようだ


正直、物語をまっすぐ見る事は出来なくて

帰ればそこにあるものが次々にスクリーンに出てくる

帰れないのが辛くて終始大泣きである

えーん


入場のアナウンスがネイティブじゃないのでちょっとフフッとなるなどしたけれど🤭

余さん&ババヘラギャルズみたいなかぁさん達(だいすき)
ぎばちゃんみたいなとーさん達
病院も
バス停も
崖も
波も
少なくなった担い手も
この先の家の不安も
エンドロールも

(まあナマハゲの面は違うけどな!)

わたしはそれらが在る場所から離れた

居られなくなる理由があったわけじゃないけど

逃げるように

自ら居場所を手放した

私が一人でも生きていけるように
その場所でも私の居ない時間が流れる

久々に顔を見るとみんな優しくしてくれる

けど
きっと

もう戻る場所は無い

これは父親の物語なのかもしれないし、見ててイライラするところばっかりで何にも上手くいかなくて

でもどうしようもなく自分と重なってしまった

ラストシーン、他の人はどう感じるんだろう
主人公に思いを馳せるのかな

わたしはというと

ただの泣く子になっていて

子供の時は我慢出来ていたのに

今は泣けて泣けて仕方がない

たすくの叫びはナマハゲの唸り声じゃなくやっぱり叫びだ


わたしも叫ぶように泣いた


泣く子はいるよ
ここにいる

山に連れて行かれないように

しっかりしないとな


(映画館はお静かに)

最後に
冷静に考えると面に全裸って怖すぎるな

やっぱりいちばん怖いのは人間ですね〜
(最後がこれですか)